第109章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(現実世界)*
オンボロ寮・玄関
ガラス越しに浮かぶ2つの人影に、誰が来たんだと思いながらドアを開けるとそこに立っていたのは、事件後から麓の街の病院で入院していたはずのシルバーとセベクだった
グリム『おー!セベクとシルバーじゃねーか!退院したんだな』
セベク『ふん!傷など最初の1週間ほどでとうに癒えていた。だというのに..病院やS.T.Y.Xの人間どもがあれこれと検査をさせてくれと懇願するから、付き合ってやっていたのだ。おかげですっかり体が鈍ってしまったではないか』
ユウ『なんでこっちにキレてんのよ。仕方ないでしょ、この島じゃかなりの大事件で、2人はその事件において超重要人物なんだから』
セベク『だとしても長すぎる!次から次へと別の検査が舞い込んできて..永遠に続くかと思ったぞ』
シルバー『病院の魔法医術士も、S.T.Y.Xのスタッフも、みんな本当に良くしてくれた。そのおかげで、すっかり元通りだ』
ユウ『それは良かったですね。とにかく、2人が無事退院できて安心しました。おめでとうございます。
あ、髪の色..銀髪に戻ったんですね』
あの日、リリアが1度命を落としたことで、彼の祝福と加護によって染まっていた銀髪が元の金髪へと戻ってしまい、あれからすぐに事情聴取に病院にと忙しくしていたため、2人とは会う機会が全くなかった
いつの間にか染まり直っていた銀髪は、どことなく以前よりもその輝きが増したように感じられる
シルバー『親父殿が生き返ったことで、加護も蘇ったらしい...まだマレウス様にはお目通りが叶わないままだが..
先日S.T.Y.Xの許可が出て、短時間だけ親父殿とビデオ通話をすることができた』
グリム『へぇ〜、良かったな。リリアのやつ、元気だったか?』
シルバー『傷もほとんど癒えていて、お元気そうだった。他に話すべきことはたくさんあったはずなのに、くだらない話ばかりしてしまったな。
...実はその時、親父殿にこの機会に地毛に戻してはどうかと言われたんだ』