第109章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(現実世界)*
眉間に少しシワを寄せて眠る姿に身を乗り出し軽く額に口づけると、僅かに表情が戻り穏やかな寝息を立てて眠り続ける
ユウ『授業はしっかり聞いてるし、予習も復習もちゃんとやってるから大丈夫だと思うよ。あの子、そもそも成績いいから。
あと、合宿じゃなくてミッキー交信調査でしょ。次はいつできるんだろうね』
グリム『こまけぇこと気にしてんじゃねー!
...はぁーあ。
夢から醒めてから、賢者の島中がずーっと騒がしいし..学園長には夢の中で起きたことをレポートにまとめて報告しろとか言われるし...目が回るくらい忙しくて、ミッキーじゃなかったんだゾ』
ユウ『早くまた会ってみたいね』
グリム『にゃははっ!あいつ、話の分かるいいやつだったんだゾ。ミッキーは、ユウが元の世界に帰る方法を真面目に探してくれそーだったしな〜。学園長と違って!』
ユウ『そうだね。次会った時に、何か情報を掴んできてくれるといいんだけど...』
グリム『....』
本の山から適当に選んだ教科書を手に取り独り言のように呟くユウを、グリムの空色の瞳がじっと見つめる。どこか仄暗い色を滲ませ、何かを思案しているようだがその感情はまるで読めない
グリム『……….....なー、ユウ...』
ユウ『ん?なに、』
ビー!!
伺うように名を呼ぶグリムに振り向いた瞬間、空気を割くように、来客を知らせる玄関のチャイムが鳴り響き一斉に視線が集まる
グリム『ん?誰か来たみてーだ。はいはい、今行くんだゾ〜』
ユウ『エースたちかな?でもあの2人なら来る前に連絡いれてくるんだけど....
って、レイラを1人にして大丈夫かな?すぐ駆けつけれるように、一応部屋のドアは開けっ放しにしてこよっと。
ちょっと行ってくるね。すぐ戻るよ』
勿論返事はなく、なるべく早く終わらせようと思いながら、軽く頭を撫で先に行ってしまったグリムを追いかけ玄関へと向かっていった