第109章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(現実世界)*
エース『あーそれとレイラ。今回のことで毎日のように取材したいってやつらが学園に来てるらしいから、出歩く時は注意しろよ?オレたちも気をつけるけど、ユウとグリムは常に一緒なんだから、変なトラブル起こして目立たないように。いい?』
グリム『オレ様はいつもちゃんとしてるんだゾ!』
ユウ『りょーかい。取材の話はあのクソカラスから聞いてるし、先生たちもそこは色々配慮してくれてるっぽい。それを抜きにしても用心するに越したことはないよね』
『.....』
教師やユウたちに気を遣わせてしまったことの罪悪感で、俯いたまま静かに袖を摘む。ユウはそんな落ち込んでる頭を撫でながら"レイラは悪くないよ"と、声をかけまた一口水を飲むよう勧めた
ーーーーーーーーーーーーー
数週間後ーーー
オンボロ寮・ユウたちの部屋
少し経って、まだ世間ではマレウスの話題が取り上げられている中、ようやく学園の雰囲気は落ち着きを見せ始めそれぞれの日常が送られていた
そんなある日の放課後のこと
珍しくオンボロ寮の自室では、静かにペンを走らせる音とページを捲る微かな音だけが聞こえていた。机に広げられた教科書をパタンと閉じると、グリムは小さな手で傍らの本の山へと手を伸ばす
グリム『おい、ユウ。そっちに置いてある魔法石の歴史の本取ってくれ』
ユウ『はいよ』
本の山から抜き取り小さな手に渡すと、すぐに広げてまたノートに書き取りしながら、グリムは重いため息をついた
グリム『あんな大事件があったのに、学年末テストは予定通りに行うなんて...うちの学園の教師はみんな鬼なんだゾ!ミッキー合宿の時にやらされたドリルの内容なんて、ぜーんぶ忘れちまった!
レイラは今日も体調悪くて寝込んでやがるし...あいつ、学年末テストで赤点取っちまうんじゃねーか?』
『すー...すー....』
今日も咳き込みながらなんとか乗り切ったものの、最後の授業が終わった瞬間には、体の重さと怠さから来る眠気にぐったりしてしまい、心配したエースたちにも早く帰るよう背を押され、急いで寮に戻るとあっという間に寝付いてしまった