第109章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(現実世界)*
抱きしめ合い触れ合った互いの体温が、今自分たちはここにいる、生きていると実感し、それが更に彼らの涙を誘いとめどなく溢れ続ける
そんな彼らの頭上に、オーロラの指輪と折られた角から弾けた光の粒がまるで祝福するかのようにキラキラと降り注いでいた
『っ、ぅぇ..っ..ぇぇぇぇぇっ!!!』
ユウ『ぐすっ..よしよし、良かったねぇ』
リリア『おお、おぬしらにも随分と迷惑をかけてしまったのう。レイラもユウも、思う存分に好きなだけ泣くがいい。ほれ、わしの胸に飛び込んで来ても良いぞ?』
ユウ『ずびっ..い"、い"い"です"よ"!な"い"て"な"い"です"じ!!』
片手を広げた手招く誘いに首を振って拒否するが、その顔も声もベチャベチャでもはや言葉になっていなかった
リリア『うん、何言っとるか全然分からんぞ。
…なら、レイラ。おぬしは来るじゃろ?』
『ぅぅぅっ..!ぐすっ、ぅ、ぅぇぇぇぇっ..』
リリア『撫でてやるから、こっちにおいで』
優しい声にすぐさま飛びつき胸にスリスリと頬を寄せると、ついさっきまで止まっていたはずの心臓の規則正しい音に、また涙が溢れ3人に負けないくらいの涙声を上げた
『うぁぁぁぁぁっ!!リィさん、リィさん!よ、かったぁ...っ!!ぅぇぇぇっ!!』
リリア『よしよし、気の済むまで泣いていい。
焦るわしを励ましてくれたり、意識の失う直前に体を張って助けてくれたことも覚えておる。夢の中でも思ったが、おぬしは本当に得難い子じゃ。
ありがとう。愛しい子よ』
『!!...ぅぅぅっ!!ぅぁああああっ!!』
涙でぐしゃぐしゃになった目元に落とされた柔らかい口づけに一瞬涙が止まる。しかし、リリアの微笑みに安心してまたすぐに涙が溢れ出してしまい、結局5人が泣き止んだのはそれから何分も後のことだった
リリア『お前たち目が真っ赤じゃな。まあ、あれだけ泣けばそうはなるか..さて、落ち着いたことじゃし、他の者たちに無事を知らせに行こうではないか』
『『...はいっ!』』
リリア『おぬしもじゃ、マレウス。今回の騒動の件、きちんと皆に説明せねばならんからな』
マレウス『ああ、分かっている』