第109章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(現実世界)*
リリア『わし、もしかしてまだ生きてる?』
『『『親父殿!/リリア!/リリア様!』』』
リリア『ぐえぇっ!』
愛する人が生き返った喜びが大爆発し3人は一斉に飛びつく。ただでさえ起きた(生き返った)ばかりの無防備な状態に加え、小柄な老齢の体に大男3人からの遠慮のない抱擁はまるで牛にどつかれたような衝撃だった
潰れた声を響かせ抱きついてきた3人の泣き顔無事にマレウスを止めることができたのかとホッと息をついた
リリア『ははは..すまんすまん。すっかり寝ぼけていたようじゃ。随分と長い昼寝になってしもうたな』
『『うわああああぁあぁあ...!』』
リリア『シルバー、セベク..よくぞマレウスを止めてくれた。できた弟子を持てて、わしは本当に幸せ者じゃ』
王の乱心を止めるという偉業を成し遂げた愛おしい2人の頭をワシャワシャと撫でてやりながら、同じく涙に濡れたもう1人の愛おしい存在へと目を向ける
リリア『それから...』
マレウス『うっ、うぐっ..ううぅ...!リリア、僕は...っ!』
リリア『マレウス。お前にもずいぶん寂しい思いをさせてしまったようじゃな..気づいてやれず、すまなかった』
マレウス『うっ、う、うわぁぁぁあぁ..!』
濡羽烏の髪を優しく撫でてやると、更に激しく泣き出してしまったマレウスに少しだけ焦りが生まれる。感情の乱れが天候にも影響する力を持った彼が、ここまで激しく泣きわめけばこの穏やかな暗雲が暴風雨となるのではと他人事のように笑う
リリア『くふふ。そんなに泣いては、とんでもない嵐が起き...起きんな?』
マレウス『うわあああああ...!!!』
リリア『お前がそんなに大声で泣いているのを見るのは、卵から出てきた時以来だ。すっかり立派になったと思っておったが、お主らもまだまだ子供じゃの。
よしよし、好きなだけ泣け...子供は泣くものだからな』
『『『うわぁああああぁあぁん...!!!』』』
堰を切ったように泣きじゃくる3人を撫でてあやす慈愛に満ちた瞳は、彼らの涙を受け少し潤んでいた