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銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第31章 避けられる




「そもそも、元はと言えばそっちが悪いんでしょう?
こんな子供みたいなことして
ホグワーツ生徒として恥ずかしくないの?」
「マリエレンダのうつけになんて言われたくないわよ!純血のくせにマグルと絡むなんて信じられない!!」


これ以上はきっと、何を言っても無駄だ
きっとスリザリン生は話をすり替えて逃れようとするだろう

まあ、やられたのはルーピン先生なのでこれ以上自分は何も言わない

代わりにちょっといたずらする





「そういえば今日、あなた達数占い学に出てたよね?」
「それが何だよ」
「あの先生は宿題のレポート出さないと怖いらしいよ〜」
「はぁ?何言ってんだお前」
「ふふ」


微笑んだ後、呼吸をする

しっかりと深く呼吸して、杖を構える


『レビコーパス(身体浮上)』

「うわぁぁ!!」
「!? コメット!?」
「助けてぇ!!」


スリザリン生の一人が宙ずりになる
逆さずりになって、宙に浮いていた

「えい!」

そのまま、近くの手頃な木にズボンごと引っ掛ける

さすがにパンツを食いこませるのは男子生徒には苦痛なので、ズボンで許してあげた


「「そぉれ!!」」

バッシャァ!!

「きゃぁぁぁぁ!!」
「うわぁぁ!!何だこれ!!」

その隙に、スリザリン生は一斉に謎の液体を頭から被った

「ひどい匂いがする!!」
「うわぁ!!」
「ぎゃぁあ!!」

実はこれ
匂いムラムラ薬である

「やったなフレッド!」
「やったぜジョージ!」

上を見る

2人は、2回の小窓からこの薬をスリザリン生にかけてくれたのだ


さっきの約束を思い出す





『2人って確かイタズラ用の魔法薬溜め込んでたよね?』
『あぁ、それがどうしたんだ?』
『それ、談話室から持ってきて欲しいの』
『へ?なんで?』
『スリザリン生へのイタズラだよ、イタズラ』
『ついにヴィオラもイタズラデビューか!』
『やったな相棒!これでまたイタズラ愛好会会員が増えたぜ!』
『あはは、まあまあ
それでね、合図をしたら、それを一斉にスリザリン生にかけて欲しいの
合図はイタズラ呪文だからね』
『『了解!』』
『ところで、イタズラ愛好会って何?』
『『あはは』』
『……………』



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