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銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第31章 避けられる



「おぉ、ありがとう!」

どこをどうしたら頭にかけた眼鏡を見失うのか分からないが、とりあえず触れないでおこう




ちょこちょこ



「…………………………」



やはり可愛い歩き方だ。














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「あ、ルーピン先生!」
「や、やあ、何かな?」
「あの………質問がありまして」
「あぁ、何が分からないの?」

噴水近くでルーピン先生を見つけたので、授業内容の質問をする

「それで、この仕組みが分からなくて」
「なるほど、ここは……」

聞いたことには素直に答えてくれるのだが、何故かヴィオラとは必要以上関わろうとしてくれなかった

別にプライベートがあるからそこまで深くは求めないが、ヴィオラだけ対応が違うのだ
















「それって嫌われてるんじゃないの?」
「(ガーン)」
「シェーマス、もうちょっと包んだ言い方をしろよ」
「でもそういう事だろ?ヴィオラだけ避けるって」


噴水から一転

今は、教室でシェーマスとディーンとネビルに相談している


「ディーンはどう思うんだよ」

シェーマスが聞いた

ディーンは少し考え込み

「まあ、シェーマスの言う通りじゃないかな」

と言った


「はぁ…やっぱり嫌われてるのかなぁ」

自信がなくなってくる

ルーピン先生に何かした訳じゃない
そもそも尊敬している人に悪い事なんてするわけがないのだ


ディーンが言ってくる

「ヴィオラ、ほんっとーに何も悪い事してないの?
嫌われるとかじゃなくても、ドン引きされることとかした事ないの?」
「ないよ!ルーピン先生に限ってそんな事ある訳ない!」
「じゃあなんでだろうなぁ」
「「んー」」


皆で考え込む

だがやはり、何も分からなかった


「でも、嫌われてるんじゃないと、思う……」
「え?」

突然、ネビルが話し出した

オドオドしながらも懸命に話してくれるので、耳を傾けた

「ルーピン先生は優しいから、きっとヴィオラの事嫌ってないよ…」
「そうだと良いんだけどなぁ」
「絶対そうだよ、だって…僕見たから」
「見た?」




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