• テキストサイズ

【文アル×FGO】誰ですか、図書館に賢王様を呼んだのは?

第1章 多忙な日々


司書室に入ると、横光、花袋──そして何故か徳田と川端がいた。ソファにどっかり腰掛け、私の買い置きペットボトルのお茶を勝手に開けて飲んでいる。
「二人多くない?」
「帝國図書館に文豪以外が喚ばれるなんて異例の事態だからね。それで、古株の僕が呼ばれたんだ」
お茶をすすりながら徳田が答えた。
「川端さんは……なんか、ついてきた」
ペットボトルを両手で持った川端がこくりと頷く。
「手前も、なぜこの方から川端に似た気配がするのか気になる。川端がいれば、何か分かるかもしれない」
ペットボトルのラベルをぺりぺり剥がしながら横光が言う。
「司書ー、俺日本茶あんま好きじゃないから今度から紅茶置いてくんねー?」
残り少なくなったペットボトルを振りながら花袋が文句を言う。
……私のお茶なんですけど……。
「あの、王様。とりあえず座ってください」
文豪たちの座っているソファから、ローテーブルを挟んだもう一つのソファを指し示す。
「王をニ〇リのソファに座らせる気か?」
「うちに玉座なんてありませんから!」
てかニ〇リって気付くって事は普段からニ〇リユーザーなんじゃないの……? 私は心の中でギルガメッシュに疑わしげな目を向けながら、そのまま隣に座ろうと考えて、はたと気付く。このままギルガメッシュにだけお茶が無いのはかなりまずい。私は心の中で文豪たちを恨みながら、買い置きのお茶を二本持ってきてから座る。ギルガメッシュの前にそっと一本置き、あとの一本は自分で開ける。
「さてと」
徳田がギルガメッシュを見て首を傾げる。
「これは司書さんが呼んだものなの?」
また「これ」呼ばわり! 私は竦み上がる思いで勢いよく黒目を隣方向へ動かす。二度も「これ」呼ばわりなんてしたら図書館ごと粉砕されかねないが、幸いギルガメッシュはラベルの説明書きに夢中で気付いていないようだ。
「私は呼んでないよ。王様が勝手に来たの」
私はラベルの説明書きを熟読しているギルガメッシュの方を見た。
「王様。そろそろちゃんとした説明をしてください。直々に迎えに来たって言ってましたけど……なんで来たんですか? どうやって有魂書に入ったんですか?」
いつになく真面目に問いかける私に、ギルガメッシュはやっとラベルから顔を上げた。その瞳が冷たい。さすがに口調が強すぎたかと後悔したその時、ギルガメッシュが口を開いた。
/ 14ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp