第2章 きっかけは勘違い(後編)
「あ、そうだ。お金払わなきゃ。財布取ってくるよ」
「おぅ、そっちの方まで行くわ」
早めに渡しとかないと忘れそうだ。財布と取って戻ってくると、西川くんは談話室ではなく廊下にいた。
「、ちょっと」
「ん?」
みんなの所じゃなくちょっと人気のない所へ手招きする。
「あ、お金払うよ。ありがとう」
「それより、これ」
財布を開いていると目の前に差し出された水玉模様の紙袋。
「へ? 開けていいの?」
「あぁ」
マグカップ以外には頼んだ物は無いはず。何だろうと中を開けるとそこには可愛いシュシュが入っていた。
「可愛い~、けど何で?」
色といい柄といい、私の好みにピッタリ。
「その……見つけてに似合うと思ったから」
少し恥ずかしそうだがジッと見つめられて顔が熱くなるのがわかった。
私に似合いそうだからって、私にだけくれた。私が西川の彼女だから。今までと変わらないと思ってたけどちゃんと大事に思われてる。