第2章 きっかけは勘違い(後編)
「……好き?」
西川くんが、私の事?
「二次元しか興味ないくせに。私は恋愛ゲームとは違うでしょ」
「三次元で興味持ったのはだけだ。それに、三次元は二次元以上にやり直しなんか出来ないんだから」
わかるようなわからないような……でも、頭を撫でられるとやっぱりドキドキする。
「私が好きにならなかったら、どうするつもりだったの?」
「だが、つきあうって考えるだけで行動は今までと変わらないのに意識してただろ」
「うん」
これって、悔しいけど西川くんの作戦勝ちなのかな。
「なぁ、、好きだ」
そう言えば、つきあうってなってからも西川くんから好きって一度も言われていない。本当にわかってたんだ。
西川くんが私の事を考えてくれるって思ったら、もう勝ちとか負けとかどうでもよくなってきちゃった。
「私も、西川くんの事が好き」
「……」
「ゲームじゃハッピーエンドで終わりだけど、私達はこっからだよね」
「最近は告白後もつきあっていくのもあるけどな」
こんな時でも恋愛ゲームの話なんて、私達らしいっちゃらしいかな。
「これからもよろしく」
「あぁ」
ようやくスタートラインに立てたって事だろうか。
顔を見合わせてクスクスと笑いあった。
~終わり~