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影に生まれた私

第2章 始まり


貴方side
森「君ならそう言ってくれると思っていたよ。」

満足そうに微笑む
最初から、私が頷くと分かっていたような口振りで若干の気味の悪さを覚える

森「早速訓練を開始したいところだけど、その体では無理がありそうだね」

『そうですね。全身痣まみれですし、あばらが折れてたような気もします』

数週間ほど前から呼吸をすると痛みが走る
ビール瓶で殴られているため、折れている可能性は大いにある

森「そうかい。今から医務室に行こう。あ、ちょっとまってくれ。君の上司になるであろう人に電話して医務室に来るように伝えるから」

そう言いながら、電話を手に話し始める

森「あ、もしもし?私だよ。森だよ。うん、切らないでくれ給え!?
違う違う、幼女を拾ったわけじゃないんだ!暗殺者として育てるのにいい、見た目幼女の中学生を拾ったんだよ。そう、君に教官をお願いしたくて。
でも、今日から早速訓練開始ってわけにはいかないんだよ。とりあえず医務室に来てくれないかい?そこで説明するし、さっきから彼女の視線が痛いんだよ。多分、幼女って言ったからだろうね。まぁ、可能な限り早く来てくれると助かるよ。」

そういい電話を切る

まって、この人幼女誘拐したことあんの?
怖い怖い

森「それじゃあ行こうか!」

『半径2メートル以内に入らないでもらえませんか?』

森「え、嫌われた?」
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