第6章 生きる意味を~数年後の自分~
きたねぇな…ハンジの部屋は…
そこらへんに突っ立っていた兵士二人に掃除を言いつけてやった。
「今日、地下街のごろつきどもが入ってくるらしいぞ…」
「はぁ?地下街のごろつきぃ?そんなやつ入れて大丈夫なのかよ」
「どうも、エルヴィン団長のご意向だそうだ」
「少なくともリヴァイ兵長みたいな強いやつは入ってないだろうな…」
「テメェら…仕事さぼっておしゃべりか…?」
「「はっ!も、申し訳ありません‼」」
「さっさとやれ」
チッ…
エルヴィンは何を考えてやがる…
何故俺を連れて行かなかった?
「リヴァイ~荒れてるねぇ…」
きたねぇ奇行種が来やがった…
タイミングが悪すぎる。
「うるせぇ」
「何?エルヴィンに置いて行かれたから?お留守番?…プッ…」
「おい、てめぇ削ぐぞ」
ハンジをにらむがそれほどきいていない。
「気になるの?地下街の子が入ってくるんだもんね。今度もリヴァイみたいな逸材だといいなぁ…」
どいつもこいつも…
「…お前の部屋を掃除させているんだが、たまりにたまった書類はどうするつもりだ?」