第13章 御守り
長谷部の言葉に、蓮月の心の中にいたモヤが少しずつ晴れていく。
長谷部「まぁ、俺的には俺への代わりとは思いたくないのですが…。俺は貴方の為に何度でも生まれ変わって傍にいます。
そして、何度でも貴方に恋をし、愛し続けます。」
真剣な眼差しの中でも優しさと愛おしさが感じられる。
あぁ、この目は知っている…。
長谷部「俺は強くなります。そして主を悲しませず、ずっと傍にいる所存でございます。」
「…ありがとう…。」
長谷部「主も今も強いですが、俺と、皆と一緒に強くなりましょう。」
「…皆と強くなる…。私もっと強くなるね…!」
蓮月は泣きながらも笑って見せた。
ああ、この顔、目、光が…君に戻ってきた…。