第13章 御守り
陸奥守「ううう…!!!おんしゃああああ!!!わしも愛しておるから!!!わしももっと!!!強くなって守るぜよ!!!」
陸奥守が大きな声を出しながら号泣している。
鶴丸「はは!俺も負けじと強くならないとな!強くてあっとする驚きを君に送ろう!!」
久々にみる主の優しい表情に鶴丸と陸奥守はとても安心し喜んだ。
また、前みたいに、ゆっくりでいい。
一緒に皆で歩んでいこう。
急かさなくていい、君のペースでいい。
貴方は俺達の大事な主。
長谷部「…もう、大丈夫だ。」
長谷部が小さく声を出した。
一風が吹き荒れた。
ここにあるはずの無い、藤の花がひらりと、蓮月を横切った。