第8章 襲撃
陸奥守「第一部隊!鶴丸国永、骨喰藤四郎、太郎太刀、燭台切光忠はわしと北門へ向かう!小夜左文字は主と北門へ向かったと聞いておる!直ちに向かうぜよ!!」
名を呼ばれた男士は北へと走ってゆく。
陸奥守「本丸待機、任せたぜよ。」
三日月「あぁ、指一本この本丸に入れさせぬよ」
「主様を頼みまするぞ近侍」
三日月と横にいる小狐丸が陸奥守に伝える。
陸奥守「あぁ!任せちょけ!!」
第一部隊は北へと向かった。他の部隊も指示の元別れ向かっていった。
宗三「お小夜…主…あぁ僕も一緒に…!!」
本丸に残された宗三は頭を抱えていた。
「お小夜は強い子です。敵が来ても主を守っているでしょう…。私たちよりも強い子ですから…。」
宗三の背中をさする江雪左文字。
長谷部「…。」
長谷部も本丸待機と指示を受けていた。だがとても心が落ち着かない。
漂う殺気と主が心配でどうにかなりそうだ。