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夜明けと共に

第8章 襲撃



小夜「っ!伏せて!!」

「!?」

慌てながら地面に伏せる中、小夜は後ろから飛んできた弓を全て払い除けた。

「うぁ…」

現れたのは、武装した敵の脇差打刀と先程の大太刀。

小夜「僕の後ろにいて!」

「まさか武装した敵と戦うつもり!?」

小夜「こいつらを連れたまま本丸には戻れないよ!」

「だけど!!そうだけども!!武装してないから!!」

小夜「それでも!!僕は戦う!!主を傷つけようとした復讐を!!!」

「小夜!!!」

主が呼び止めるも小夜は敵に襲いかかった。

一振で戦う小夜をただ呆然と見ることしか出来ない。何も出来ない…。

「ヴオオオオアッ!!!!」

小夜の攻撃で脇差が血を吹き倒れた。

小夜は血を浴びながら後二振に襲いかかる。


これが、よく彼らが目にする。体験する。戦場だ。
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