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夜明けと共に

第8章 襲撃


何かが弾けたのを感じた。その瞬間、四箇所、東西南北から強い殺気を感じ取った。

陸奥守「時間遡行軍じゃ!!!」

陸奥守が声を上げた。政府が言っていた事が脳内を過ぎる。

まさか、主は大丈夫と言っていたが、どうして…?

燭台切「陸奥守くん!君は主の所へ!」

陸奥守「すまん!第一部隊は北門!二三四は西東南で向かってくれと伝えてくれ!わしも伝える!!」

燭台切「分かった!!」

「動きながら一振一振、伝えるのは面倒だとは思わぬか?」

燭台切「三日月さん…!?」

にっこりと笑みを見せながら二振りの前に現れたのは、天下五剣一振、三日月宗近。

三日月「私がみなを集めよう」

そう言うと、ゆっくりと目を伏せた。

三日月「来い」

すると、三日月から鋭い殺気が身体中に走った。

身震いしてしまう程の殺気…。時間遡行軍から感じるのよりもとても恐ろしい…。

陸奥守「…さっすが天下五剣じゃの…恐ろしいぜよ」

燭台切「つい刀を抜いてしまうところだったよ…」

三日月「ははは、あちらの事に気を取られるやつらがいると思ってな、血走ってバラバラなるよりはこうしてやったほうが良いだろう」

陸奥守「おんき、助かったぜよ!すまんが、わしはおんしゃのところへ!!」

三日月「主なら、先程小夜左文字と北へ向かっていたぞ?」

陸奥守「…へ?」
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