• テキストサイズ

夜明けと共に

第5章 予兆


長谷部「審神者会議?」

「ま、そんなもんだよね」

机に置かれた三色団子に手を伸ばす。加州清光は「すぐ帰ってくるよ、疲労MAXで」と、付け足したあと美味しそうに団子を食べ始めた。


朝から蓮月はバタバタとしていた。

「夕方には帰れると…。」

長谷部「分かりました。一人で行かれるのですか?」

「ううん、近侍の陸奥守と一緒に行きます」

長谷部「そうですか…」

「…ごめんね」

長谷部「え…あ」

一緒にお供したかったのが、露骨にバレてしまった。

長谷部「いえ!俺はまだ未熟者ですから…気をつけて行ってらっしゃいませ」

「うん…ごめんね…」

主は直ぐに謝罪をする。とても申し訳なさそうに、悲しそうに。

陸奥守「おんしゃ、行くぜよ」

「えぇ、行ってきます」

長谷部「お気をつけて」


出ていく主と陸奥守を外まで見送った。
/ 51ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp