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Amor vincit omnia__愛の勝利

第15章 あなたは太陽(跡部景吾)




車内でも跡部は頼華を離そうとはしなかった。
己の膝の上に抱き抱え頼華もまた跡部にしがみついていて離れようとはしなかった。


初めての跡部の家。本来ならば色んな場所を見てみたいと思う頼華なのだろうが、それどころではなかった。

跡部に中途半端にされて体が疼いて仕方なかった。



自室に入ると同時に跡部はキスの嵐を降らす。
頼華も跡部の首に手を回し必死に跡部に答えようとしていた。


どさり、とベッドに降ろされたと同時に跡部は頼華の足を開いた。

「…めちゃくちゃ濡れてるじゃねーの」
「は、はやく…」
「頼華?」
「…はやく、景吾くんの……ちょーだい?」

「っ…頼華…!」
「あぁっ…!景吾くん…!」

真っ赤な顔で少し困ったような表情で、愛しの彼女にそんな事言われて我慢出来る男がどこにいようか。
跡部は手早く避妊具を付けると自身の昂ったソレを頼華のソコに突き刺した。


「はっ…相変わらず、キツいな」


グリグリと彼女のイイ所を攻めると中はきゅうきゅうと跡部のモノを締め付ける。
嬌声に似た声を上げながらふるふると震える頼華を恍惚とした表情で見つめる跡部。



「けい、ごくんっ…」
「あぁ、頼華、」
「すき、だいすきぃ…っ!」
「っ…」


自身の名前を呼びながら好きだ好きだと言う頼華に更に跡部のモノは質量を増した。



「けいごくん、の、おっきくなったぁ」
「誰のせいだと…っ」


何時もなら顔を真っ赤にしてそんなことまで言わない彼女がそう言うもんだから、尚のこと律動も激しさを増す。



「頼華、」
「け、いごくん…っ」
「愛してる」


愛してる、そう自然と口から出ていた。
こんなにも人は人を愛しいと心から思える生き物なのだと跡部は思う。


「あ、あたし、もっ」
「あぁ、知ってる」


「もうイッちゃ、う…!」
「一緒に、な」


ガツガツと獲物を捕える捕食者のように、腰を振れば頼華は跡部に抱きついて離れようとせず。頼華が頂点に到達すると同時に跡部は膜越しに達した。
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