第22章 彼と彼女の事情(跡部景吾)
「ん、ぁっ…あ、そこは…!」
「…可愛いぜ、頼華」
舐めて解してやりながらも、如何にも触って下さいと言わんばかりに腫れ上がった秘豆を刺激してやればさらに上がる声。
「…声、我慢しなくていい。もっと頼華の声が聞きたい」
「や、っ…ふぁ…んんっ」
最初は声を我慢していた彼女も次第に声を出していて。
その声で名前を呼んで欲しくなった。
「…景吾、って言え」
「あ、っ…け、いご…っ…!」
「…イク時はちゃんと名前、呼んでからな」
いつもの自分からは想像も付かない言葉を頼華に言わせたい、そんな欲望が剥き出しになっていた。
「ん、いく…けい、ご…いく…!」
「…あぁ、いいぞ」
可愛らしい声で俺の名前を呼びながら潮をぷしゃっと出しながらイッてしまった。
「…もう、挿れるな」
「…ん、けいご、きて」
テーブルの上で抱っこ、というように待ち構えている頼華。
いつもの頼華なら想像が付かない姿。
俺はそれに小さく笑うとぬるぬると自身を擦り付け、そのままナカへ一気に挿れた。
「あ、ぅ、なに、これ…っ!」
「は、っ…気持ちいいか?」
「んぅ、きもちぃ…の!」
所謂駅弁、という体勢なのだろう。