第20章 お題2
XANXUS
※妊娠前
※結構生々しいかも
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今日の任務は本当は早く切り上げるつもりでいた。
しかし不手際が生じ、思いのほか屋敷に戻るまで幾分かの時刻が過ぎてしまっていた。
時計を確認すると夜中1時を回っている。
本来ならば普段起きているはずの頼華も最近は眠くて仕方がないと言っていたし、寝ているであろう頼華を起こさないよう寝室のドアノブに手をかけた。
「っ…ん、ざん、ざす、」
ノブを回そうとした時、室内から艶かしい声が聞こえた。物音を立てないようにゆっくりと隙間から覗くと、ベッドの上で動く影。頼華だ。
「あ、ん…っ…ざ、んざすぅ…っ」
暗闇に目が慣れているXANXUSの瞳に思いもよらないものが目に入る。見覚えのある自分のシャツ、それを頼華は身に纏っているのが見えた。どうやら1人でシているらしい頼華の姿。
XANXUSは音を立てずに扉を閉め、中に入る。
頼華はどうやら気づいてないらしく、勤しんでいるのが分かった。
「や、ぁ…もう…」
「…頼華、」
「ん……えっ、ざ、XANXUS…!??」
イきそうな所で不意に自分を呼ぶ声がした。
振り向くとそこにはいるはずの無い人物がいて、頼華はすぐに見られていたのだと確信した。
「な、なんでっ…見ちゃやだぁ…!」
「……」
あまりの恥ずかしさにベッドの中に逃げ込もうとしたがすぐにXANXUSの手によって遮られた。
「…今、帰った」
「…お、おかえりなさい…」
「……寂しかったか」
「!!」
たしかにここ最近の任務は予定時間よりも大幅にオーバーすることが多く、まともに頼華の顔を見るのは寝ている時だけだったXANXUS。
寂しさ故に、頼華のした行動だった。
「…XANXUS、」
「…こんなに濡らして」
「あ、んっ…」
頼華の濡れそぼったそこに触れるとくちゅくちゅと音が鳴る。もう十分だろう、とXANXUSは己の昂ったソレを勢いよく突き刺した。
「あぁ…っ!!」
「…は、熱いな」
「ざ、んざす…っ」
「…そんなに欲しかったか?」
「欲しかった、欲しかったよぉ、ざんざす…っ!」
トロトロな顔でそんな事言うものだからXANXUSのモノは更に質量を増した。