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彼に食ってかかられる

第41章 【桃の節句話】花酔い日和


…なんか。なんか。
宗次郎の様子がおかしい。いつもと違くない?

あれ?こんなキャラだっけ?
私と話す時、いまだかつて音符マーク出たことないよね?



「あれ?叶さん??」

「わっ!」



急に顔を覗き込まれる。



「ち、近いよ…!//」

「叶さんってやっぱり…」



じーっとこちらを見つめられる。



「かわいい。」


「!!?//も、もう!何言ってんの…!//」

「本当のことです。」


「あっ、もうっ//」



…べたべたべたと頬を触られ…





「あれ?叶さん。白酒なくなっちゃいましたよ?」

「え!?もう飲んじゃったの?」


「残念だなぁ…あ、叶さんこれどうぞ♪」

「!///」



満面の笑み。どことなく緩んで幼げなその笑顔になぜかものすごくきゅんとする。

でも…



「え、えと、これ桃の花だけど……?//」

「ふふ♪」

「あ、宗次郎なんかふらふらしてないっ?」

「そんなことないですよ。」



これさ…ひょっとしてさ…白酒がいかんかった…?もしかしなくても……酔ってる……??



「宗次郎ってお酒弱かったんだ…」

「え??やめてくださいよ、だって叶さんの方が僕より弱いんだから。」


そこは理性働くんだ…



「叶さんは弱くて、それで…かわいいですからね。僕が守ってあげないと。」


「急な地雷やめてっ//」



弱いとかわいいの繋がりが全くわかんないけど…!



「もうちょっと色気が欲しいなあとは思いますけど。」

「そっちの地雷もやめてくんない?」
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