第1章 1
テニス部での活動も結構なれてきた。それに可愛い後輩も出来た。顧問も先生とも大分馴染めてきた。
だけど、未だ部員とは馴染めずにいた。
1軍に配属されてからというもの憂鬱で仕方がない。
特に部室で過ごしてる間・・・私だけ蚊帳の外という状況だ。部室の掃除やタオル等の配備の時などは別に辛くはない。だけど皆で集まって話すときや休憩中など、その場に居辛くてしょうがないのだ。でもやりがいのある部活だとは思う。主に雑務と奥村さんと話すことがだが・・
別に避けられてるとかではない
ただ会話についていけないだけで
私は無愛想な方だと思う。コミュニケーション能力も低いだろうし、集団で動くのがあまり好きではない。だから自分だけの世界に入ってる事が多いけど、やっぱり蚊帳の外とは寂しいものである。
忍足や向日などはなんだかんだで話してはくれるけどやっぱり男子の輪に入ると私1人置いてけぼりになる。
やっぱり自らが進んで話を持ちかけるべきだろうか・・
そう、自分が殻に閉じこもっていてはだめだっとつっちーに前言われた気がする。
そうか・・そっか。部員と交流を深めるにはまずコミュニケーションを取る事だ!
よしっ 頑張ろう!
「何を頑張るんだ?」
「ふぉ!?」