第1章 1
まぁとにかく、今は中学2年。秋だ。
もうすぐ期末テストが始まる時期・・。
あぁ、憂鬱だ。
そして、この
「今から生徒会会議を始める」
あぁ・・憂鬱だ・・。
その言葉を発したのは他でもなく生徒会長の跡部。
この会議では委員長全員が集めることになっている。
それはつまり生徒会長も含まれるわけで・・とにかくだるい集まりなのだ。
「はぁ~~・・・」
思いっきり「私はやる気がありません」と態度に出す私。
でもそれは思い切りとは言っても生徒会長、跡部には見えないようにため息をついたので注意されることはなかった。
・・と、いうか注意されたくないから跡部の死角でやったのだ。
ならため息なんてつくなって?
つきたくなるんだよ。
私たち委員長の面々は机を円状に向き合う形でくっつけているため目の前の人と嫌でも一度は目が合う。
幸い私の目の前は跡部ではなく整備委員長だったので目が合っても合わなくても特に問題はない。