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犬猿の仲

第1章 1



「ところで、さ」


「・・?」


「名前、教えて貰えないかな?あぁ、私はつばき黒瀬 、2年です。」


知っているだろうが、やっぱり相手に名前を尋ねるときはまず、自分からだよね。

彼は無表情のまま「・・日吉若です」とこれまた無愛想に答えた。

「日吉くんね」と再確認するように私は名前を呼んだ。

よろしくっと彼に言えば「はぁ・・」と曖昧な返事を返された。



こうしてこの日を境に日吉とは何だかんだで喋るなかになった。



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