第11章 ●罠●
「んっ……、んはっ……」
自分が何を求めているかわかり、再び絶望感と嫌悪感に苛まれる。
その瞬間、男は先端を口に含み、その突起を口の中で転がした。
「んんんーーーっ!!」
身体がビクビク波打つ。
尚も男は止まらず、空いている方の胸の突起を指で転がす。
「良い反応だね、可愛いよ。
嫌がってるのに身体の方は正直だよ、ホラ」
と、片方の手を陰部のワレメに添って、そこから湧き出る液体を掬い上げた。
男の手からキラキラ光る液体が目に入り、涙が溢れた。
「あれ?そんなに我慢できないの?大丈夫ゆっくり気持ちよくさせてあげるから」
違う。これは悔しいから出てきた涙だ。
情けない。これも兵長に言われていたのに。
私に隙があるって。
男の手がワレメを上下し全体を私の液で滑りを良くしたら、隠部の突起をツンと突かれた。
「んっ!んっっ!!」
目の前が、火花が散ったようにチカチカした。
男は突起を捏ね上げ、私は自分でも腰が動いているのがわかった。
今度は男の指が一本、膣口の中に入ってきた。
「キッツっ…もしかしてエマちゃん初めて??
そっかぁ〜、すごい初めての無くし方だね。
てっきり団長様と兵長様にやられまくってるんだと思ってたよ」
男が蔑むように私を見下ろし笑う。
「大丈夫、痛くないようにしっかり解してあげる」
男はそう言うとその指を前後に動かし出し入れした。
出し入れしながらも膣内を探るように動かす。
それだけでもとてつもない刺激だったが、膣内のある場所に指がくると身体がビクンっと反応した。
「ここが良いんだね」
男はそれに気づき執拗にそこを攻め立てる。