第11章 ●罠●
「んっ……らっ……」
やめてと言いたいが口は塞がれ言葉は出てこない。
トントンっと中から指を動かしてみたりされ、やがて、大きな波が押し寄せ、膣内がヒクンヒクンっと痙攣したのがわかった。
全身から力が抜けていった。
男が自分のベルトに手をやりカチャカチャと音がする。
「…イッたみたいだね。これからもっと良くしてあげる。
そろそろ欲しいでしょ?コレ」
嫌悪感で吐きそうだ。
こんな屑に身体を弄られて、反応して…
男は大きくなったそれをわざわざ見せつけてくる。
気持ち悪いのに…
求めそうになる自分がいる…
誰か…助けて…
リヴァイ…兵長…
ふとあの時の兵長の姿が目に浮かんだ。
壁外調査の際に巨人から助けてくれた、
黒髪に小柄なシルエット、はためく自由の翼…