第38章 ●戦いの後●
兵長の大きく硬い陰茎が、膣口の入口を浅く出入りしている。
慣らす為では無く、明らかに焦らされている。
私の腰はそんな兵長の思惑通りに、もっと奥に欲しいと勝手にくねくねと動いた。
「…っ…、へいちょ、…意地悪しないで…」
私は懇願した。
今すぐにでも奥に欲しい。
兵長を求めて腰を動かすなんて恥ずかしいところをこれ以上見られたくない。
「…お前が可愛すぎるからな。つい虐めたくなっちまう…。悪いな…」
兵長はそう言うと、グッ…!と陰茎を押し込んできた。
「…んぁぁっ………!!!」
兵長の陰茎が挿入ってきただけで軽くイッてしまった。
「…はっ。挿れただけでイッたのか…」
コクコクと頷き、辛うじて返事をする。
兵長の顔が私の顔に近づいてきたと思ったら、私の鎖骨に顔が置かれジリッとした痛みが走った。
いつか団長に付けられた痣と同じ所に赤い印を付けられたのだった。
ニヤリと笑った兵長はそのまま、ガリっと音がするかと思うくらい最奥を突いた。
「あぁぁぁっっ……!!」
そのまま、律動的に奥を攻められていく。
私は腰だけは兵長に持ち上げられ、他は力が入らずにだらりと上半身をベッドに預ける情けない格好になっていた。
ガリッ、ガリッと子宮の入口まで当たっている。あまりの快感に意識が飛びそうになった。
「…っへいちょう…、顔…見たい…」
私のお願いに兵長は一旦陰茎を抜き、正常位の体勢をとった。
再度陰茎を膣口に充てがい、
「…随分と煽るのが上手くなったじゃねぇか」
と言うと同時に勢いよく私の中に挿入した。
「あぁっ!!…んっ…!んぁっ!!」
そのまま激しく攻め立てられる。
私の良いところを擦り上げ、また絶頂が近づいてくるのがわかった。
「…やぁっ…、へいちょっ…、もっとっ、ゆっくりしてっ……」
「…くっ…、俺ももう止まらん…」
激しさを増す腰付きに、膣の奥がピクピクとし出した。
「…へいちょぉっ、私っもうっ…」
「…あぁ…、イけよ…っ、オレもっ…」
「んっ…!んっっ……!ぅっ…、あぁぁっっ!!」
私は絶頂を迎え、その後兵長もグッと奥を一突きし、私のお腹の上にドロリと白濁した液体を勢いよく吐き出した。