第30章 ●最後に●
団長の胸を愛撫しながら、下のズボンに手をかける。
さっき布団越しに感じた時よりも大きさが増している。
既に大きく反り立つ団長のモノは、下腹部に着くのではないかというくらい反り返っていた。
大きなモノの先端からはキラキラと光る液体が滲んでいる。
そこに目掛けてキスを落とし、尖らせた舌先で舐める。
そして陰茎のくびれのところや裏側、根本までくまなく舐め上げた。
口を窄め、少しずつ口に団長の陰茎を含んでいく。
相変わらず大きすぎて、口の中がいっぱいになった。
じゅぼっ、じゅぼっ、
わざと大きな音が響くように団長の陰茎を吸い上げた。
出来るだけ口で奥深くまで、喉に当たるまで咥え込んだ。
それでも足りない部分は手で優しく、時にしっかりと握り上下させた。少しずつ速めていく。
団長の息がさらに荒くなり、私の頭に添えられた左手に力が入っているのがわかる。
だが、私の頭を押さえつけるようなことはせずに、あくまでも添えられただけだった。
見上げると頬を紅潮させた団長の顔が目に飛び込んできて、私の欲情を掻き立てた。
それは団長も同じだったようで、
「…エマっ…、それはっ………、…くっ…」
大きさを増した団長の陰茎が私の口の中で果てた。白濁した液体が、口いっぱいに広がった。
「…はぁっ…、エマ…、タオルに…」
タオルに出すよう促されたが、
「んっ…」
私は団長から吐き出された液体を飲み込んだ。
「…エマ…、君はいつも俺の想定の斜め上をいくな…」
苦笑いしながら団長は、私を左腕でそっと抱きしめた。