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白銀の女神[リヴァイ・エルヴィン]

第30章 ●最後に●




「リヴァイは俺の理解者だ。
エマを想う俺の気持ちも、君を手放す俺の気持ちもわかってくれるはずだ。
もし非難されるような事があれば俺を悪者にすれば良い」


「そんな…、そんなことはできません…」


この人はなんてことを言い出すんだ…
また私が流れやすいような川を上手く作ってくる。


私は、リヴァイ兵長を想っている。
それは初めて目が合った時からだ。
ようやくわかった。
あの目で、胸を貫かれたのだ。


だが、団長だって大切な人に変わりはない。
この中途半端な気持ちをケリを付けようと思っているのに…


「エマ…俺を受け止めてくれ…」


普段の団長からは全く想像出来ないくらいに団長は弱々しく、私にすがるように抱きついてきた。


私は思わず両手で包むように団長の頬を持ち上げ、キスをした。
私から舌を絡ませ、先程の荒々しいキスに応えるように貪る。


そのまま私は団長の首筋、鎖骨、と唇を這わせた。
そして、ゆっくりと傷に触らないように団長をベッドに横たわらせた。


団長のシャツのボタンを外し筋肉の厚みのある胸を丁寧に舐める。
普段私がされていたように先端をコロコロと舌で転がすと、団長の息が段々と上がってくるのがわかった。
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