第26章 女型捕獲作戦1
身体もピクンと仰け反り、少しだけ唇に隙間が出来た。
唇と唇の隙間からなんとか兵長に懇願する。
「やっ……、ダメです…へいちょ……」
兵長の唇は移動して私の耳元に来た。
胸を弄られながら兵長が囁く。
「なぁ…お前はエルヴィンの何だ?
あいつのことだ、身体は求めても恋人にはなってねぇだろう。あいつは俺にすら建前を未だに使う。お前自身はどうなんだ?
それでもエルヴィンを愛しているのか?」
胸の先端を弄られながら、耳元で囁かれる。
身体の奥深くに沈めたハズの感情が、ふつふつと音を立てて溢れようとしてくる。
「それともなにか?エルヴィンとは身体だけなのが都合が良いのか?なら相手が俺に変わっても構わんだろう」
私を置いてけぼりにして話がどんどん進んでいく。兵長は話しながら滑らかに私のシャツのボタンを解いていき、下着もずらされ胸が露わになった。
兵長はそのまま私の胸の先端を舌で転がした。
「んっ…、やぁっ……、やめっ…て…」
「ダメだ」
兵長はクラバットをすっと外すとそれで私の両手首を括り付けた。
以前夜会で襲われた事を思い出し、恐怖が込み上げてきた。
兵長は舌で胸を愛撫しながら、手をズボンの中に侵入させてきた。
下着越しにツゥっと割れ目のところをなぞられる。自分でも充分に濡れているのがわかった。
「こっちはやめて欲しくなさそうだが」
恥ずかしさで顔を背けたくなった。
だが、背けてる場合じゃない。
「兵長、…やめてください。私は…」
涙がつつっと頰を伝った。
「私は…兵長のことを…ずっと想ってたんです…」
兵長の目が大きく見開いた。
「けど…兵長が…レイラと恋人だと思ったから…
諦めようとしたのに…。団長はそれでも良いって……」
涙と言葉がポロポロこぼれる。
また支離滅裂だ。