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白銀の女神[リヴァイ・エルヴィン]

第25章 リヴァイ班


何がどう関係あるのだろうか。


一瞬、団長と兵長の仲なのでツーカーで伝わっているのかと思った。だが、兵長は相手が誰かわからないようなので、すぐにそれは無いだろうと考えた。


関係がある、の意味がわからなかったのと、この赤い印を付けた相手が団長であることを話すつもりも無かったので、黙っていると、



「まぁ壁外調査前だ。もう明日に備えろ。
明日は必ず俺の指示に従え。
無事に戻ってこれたら話の続きだ」


纏めた食器を持ち、兵長の部屋を後にする。


ふぅっ…と気持ちを落ち着かせる為に大きく息を吐いた。


ーー話の続き?


エルヴィン団長との関係を私が話すまで問い詰められるのか?
けど、もし私がそれを話したとして兵長に何の関係がある??
それを聞いて兵長はどうするつもりなんだろう。



なんとも焦点の合わない考えばかりが堂々巡りを始めた。
しばらく考えたが、一旦それは置いて明日からの壁外調査に集中するべく休む事にした。

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