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白銀の女神[リヴァイ・エルヴィン]

第21章 壁外調査とトロスト区




「開門、30秒前!!!」



壁上から皆の様子を見る。
今回留守番組は私と駐屯兵団から転属してきた二名の兵士だ。
トロスト区の駐屯兵達と調査兵団の出発時の援護をする。

団長は先頭、兵長はそのすぐ後ろ、ハンジさんは兵長の横にいた。
フロイドはその実力を買われ今回壁外調査へ行くこととなった。


「進めぇぇぇぇぇ!!!!」


団長の叫びと共に一斉に出発した。

市街地を抜けるまで私達が巨人の囮となり引きつけ必要なら討伐する。


(ご武運を!!!)


心の中で叫ぶ。


そうして皆の背中を見送った後、トロスト区内でガスの補充など道具の整備をしていた。





『ドオォォォォォォォォオン!!!!』





とてつもない音と爆風が突然襲ってきた。
整備していた道具をサッと身につけて外へ出ると…


「そんな…まさか……」



トロスト区外門が破られたようだった。
瓦礫に大岩、逃げ惑う人々…

駐屯兵団本部へ向かう。

やはり超大型巨人によって門が蹴破られたらしい。
開いた穴から巨人が続々と入ってきている。
可哀想なことに昨日卒業したばかりの訓練兵の子達も駆り出されている。
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