第19章 ●報復の続き●
ぐっ、ぐっ、と肉棒が自分の中を抜き挿しされる。
「中に出すとエマちゃん、また休まないといけなくなっちゃうだろうから外に出してあげるね」
フロイドはそう言うと、腰の速度を上げ、ギリギリのところで地面に向かって欲望の塊を吐き出した。
フロイドは自分の身支度だけをサッと済ませ、またね、と言って戻っていった。
私は膝から崩れ落ち、この状況をどうにか飲み込もうとした。
だが、胸に何か突っかかりなかなか飲み込めず、うぅ…と声が漏れ出ていた。
なんとか自分を落ち着かせ、何事も無かったように兵舎へ戻り、エルヴィン団長の元へ向かった。
今日はエルヴィン団長の執務室へ行く日だ。
「エマ、来てくれたのか。
しばらく休んでいても構わないよ。
勿論手伝ってもらえるのは助かるんだが」
エルヴィン団長は私が執務室へ訪れたのが意外だったのと、きっと私の顔色も酷かったのだろう。
私を気遣い優しくそう言った。
「いえ、仕事をしている方がいいので…」
本当にその通りだった。
なにかしていないと落ち着かない。
私は一心不乱にガリガリと仕事をした。
と言っても私が出来ることはそうたいして多くない。
早々に終わってしまった。