第19章 ●報復の続き●
緊急避妊薬の副作用は中々のものだった。
結局三日三晩頭痛と吐き気を催し、なんとか乗り切り兵務に復帰した。
ーーーエマちゃん、もう身体の方は大丈夫なの?ーーー
その声が聞こえた途端、自分の身体が強張り、顔が青ざめるのがわかった。
「…えぇ、フロイド…もう大丈夫だから…」
「ね、今日夕食後中庭に来れない?いいよね?」
フロイドは私にだけ聞こえるようにそう言うといつも通りの笑顔で去っていった。
夕食後、人目を避けて中庭に向かう。
フロイドは既にそこに居た。
「エマちゃん、あっち行こっか」
黙ってフロイドについて行く。
中庭を通り、厩舎の裏まで連れてこられた。
「エマちゃんここら辺でいいかな、向こう向いて壁に手をついて脚を少し広げてね」
黙ったまま言われた通りにする。
フロイドは私のズボンと下着を下げ片脚だけ脚を抜かせると、カチャカチャとロイドのズボンのベルトを外す音がした。
「いい子だね、これから時々こうして付き合ってもらうよ」
そう言うと、ろくに前戯もなく唾で隠部を湿らせ挿入してきた。
「くっ…、ぐっ…」
痛みと気持ち悪さと圧迫感で声が漏れる。
「エマちゃん、エマちゃんも楽しめば良いと思うよ。その方が僕もレイドも嬉しいしね」
レイドならこんなことはしない。
こんなことで喜ばない。
壁外調査の前日レイドと抱きしめあった時も、私のことを尊重し大事に思ってくれていることは痛いほどわかった。