第18章 白銀 ※ ―ユキside―
「はぁっ、ごめんな…。ここ、吐き出して」
舞は首を振る。
え…?まさか…。
「おい。やめとけ。吐けって!」
ゴクン…。
「……マジ?」
「わぁ…苦い…」
「そうだろうよ!何で飲むんだよ、んな汚ねぇもん…」
「汚くなんかないもん。ねえ、私がしても気持ちよくなってくれた?」
そんなの聞くまでもない。
我慢が利かず、舞の口内に出してしまう程の大きな快感だったのだ。
「めちゃくちゃ気持ちよかったよ」
「ほんと?よかった。ユキくん、すごく色っぽくてエッチだったね」
満足げな顔をして、舞は嬉しそうに笑う。
正直に言えば、呆気なく果ててしまった気恥ずかしさもある。
だが、俺の熱はもう次を欲していた。
一度の射精では足りないと言わんばかりに固くなり始めた肉棒で、今度こそ舞を啼かせたい。
聞きたいんだ、快感によがる声を。
「なあ、舞の中に入れたい。一回しよ」
浴衣姿の舞を乱しつつ、存分に夜を楽しもうと目論んでいたついさっきの俺。
しかしそんな考えはとうに消え失せ、舞と繋がりたい欲で頭がいっぱいだ。
声が隣人に聞こえるかもしれない、という懸案事項で集中できなくなるくらいなら。
室内に戻り、逸る気持ちで一組だけ布団を敷く。
裸のままの舞をそこに寝かせ、すぐさま膝を割った。
「すんげぇトロトロ。俺のを舐めながら濡らすとか。相当やらしいよな」
煌々とした蛍光灯が、舞の秘部を余すことなく露にしている。
テカテカと光っていて、指で擦ると細く糸を引いた。
「あっ…んん…。や、そんな見ないで…」
「やだね。見なきゃ舐めらんねぇし」
「…っ!ふっ…」
コリッと小さく顔を見せた蕾を、舌先で丹念に舐る。
絡まってくる愛液を舌全体で塗り広げ、たっぷりと舞の喘ぎ声を堪能してから、陰洞の中へ。
「あ、あー…っ、んんっ、ユキく…、恥ずかし…っ」
舞は脚と腰をヒクヒクさせながら、俺に身を任せている。
そう。口では恥じらってみても、今日は受け入れている。
初めての時は頭を押し退けようとしていたのに。