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紅い林檎

第2章 紅い魔女


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「......つまり、私の紅い髪と瞳は強い魔力を持っている証でその魔力はどんな髪と瞳の色を持っていても、どんなに才能があっても超せない強い力であると?」
「そうだ、私は私と同じ同じ紅い髪と瞳を同時に持つ子を見たことがない。だが、君を見つけた。これはきっと運命だ」
「でも私のこの髪と瞳は村で林檎を食べたからで生まれつきのものではないですよ?」
「それは私も一緒だ。私も幼い頃紅い林檎を食べてこうなった」
「え!?」
「私は今まで弟子を取ったことがない。それはきっとお前に出会うのを無意識に待っていたからかも知れない」
「.........危険ですか?」
「何が?」
「貴女の弟子になるのが」
「危険かもしれないが絶対守ってやるし防衛の仕方も教えてやる。なぜなら私は世界一の魔女なのだから!」
「.......私を捨てませんか?」
「捨てないさ、弟子となった暁にはお前は私の家族にもなるのだから」
そう言われて、私は嬉しさから涙が止まらなかった。
「......私、貴女の弟子に、家族になりたいです!」
そう言うと魔女ローズは私を抱きしめ涙を拭いてくれた。
こうして私は世界一の魔女の弟子になった。
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