第6章 魔法の学校
目が覚めると、夕日が見えなくなる少し手前だった。
「起きたかい?もうすぐ宿に着くよ」
ローズに言われ私は降りる準備を始めた。
──20分後──
宿場町に着いた。
街灯の灯りや宿の灯りが暖かく、すでに日は落ちたがとても明るかった。
馬車を降り荷物を宿に入れ手続きをし、部屋へ入ると、
「うわぁー!素敵!」
宿の部屋はとても清潔でなおかつ可愛らしいデザインだった。
ベッドの背の部分には鳥と草花の木彫りが施されシーツには同じような刺繍がされていた。
暖かい色の絨毯に木でできた角の丸い机と椅子。
なかなか無いとてもこだわりのある宿だった。
「ここ、いいだろ?可愛いのに綺麗で暖かさも兼ね備えたいい宿だ」
「ええ、とっても気に入ったわ!ありがとう!」
ローズに礼を言うとあんなに寝たにも関わらず眠気がしてきたのでささっとお風呂に入りすぐに寝た。
明日はついに都入りだ。気を引き締めて頑張るぞ!