• テキストサイズ

紅い林檎

第6章 魔法の学校


──2ヶ月後
    入学式前日──



「フレア準備出来たか?」
「はい」
「じゃあ、出発だ。馬車に乗るよ」

私はローズと共に馬車に乗った。

「出してくれ」

ローズの合図で馬車が出る。
馬車で大都市ファルティアの手前の宿場町で一泊してから翌日に学校へ入るのだという。
約8時間も馬車に揺られなければならないがとても素敵な宿を取ってくれているとのことなので我慢することにしよう。

走っても走っても緑しか見えない景色が続き飽きてきた頃お昼時になったのでランチにすることにした。

「今日は馬車の中だからサンドイッチにしたよ。具は卵、ハム、レタスで特製のタレをかけてみたんだ」

私はランチボックスを開けてローズに手渡しながら説明した。

「いつも通り美味しそうだね。いただきます」
「いただきます」

我ながらとても美味しかった。
食べたあと、ローズに問題を出してもらって少し魔法の勉強をした。

馬車の揺れは思っていたよりも心地よくて暖かい日差しもあり私はゆっくりと眠ってしまった。
/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp