• テキストサイズ

私の初恋の人~その1~

第15章 料理


「大量摂取すると腹痛になる可能性もあるので量は適量に。
ん?これは…砂糖が入っているのね。あ!砂糖ってあの高級食材か!是非ご賞味したいところだ!」
わたしは砂糖の多く含まれる食事をあまりしたことが無いからこの機会にぜひ食べてみたいと思った。


ご飯とデザートを手に席へ戻るとエルヴィンとリヴァイは既に座っていた。

(お待たせしちゃったかな?)

私から見て右にエルヴィン。左にリヴァイが座る円形のテーブルであった。

「お、お待たせしました!」私は急いで食べる準備をすると、

「いや、まだ時間はある。」
と、リヴァイは言ってくれた。

「ありがとうございます。」


「…ところで、おにょ、それだけで十分なのか?」
と、エルヴィンに言われた。


「え?大丈夫ですよ!これだけで十分でs…」

私はそう答えようとテーブルを見渡すと、両隣は沢山のおかずでいっぱいだった。

「えぇ!?こんなに食べるんですか!?凄い…さすが人類最強な…お二人とも…」(めっちゃある…これ全部で10人前はあるよね?)

「まぁ、明日もあるし今日はこれくらいにしておこうと思って…やはりもう少し多めの方がいいかな?」と、エルヴィンは首を傾げながら私に言った。



私は唖然とした。

「…(ポカーン)いえ、私はそれで充分だと思います…。」




「…おい、はやくしねぇと冷めちまうだろうが。」
リヴァイは私たちを見てだるそうにそう言って黙々と食事をしていく。



だが、とても美味しそうだ。

左はお皿の隙間も作らずびっしり具材がのっている。お腹を空かせたライオンの様な食いっぷりである。もう素手で肉を掴んで食べても気にならないと思った。


そして右を見てみる。

そちらはお皿の量は多いものの、高級料理のようなとても丁寧な盛り付け方となっている。
ナイフとフォークを巧みに使いこなしているではないか。


(綺麗に食べますねぇ…。絵になります。)
私はエルヴィンの食べる姿だけでご飯一杯食べられると思えた。

(それにしても、これは何だろう…?赤いツブツブは…団長これ知ってて食べるのかな?…でも美味しそう)

私がエルヴィンの持ってきたお皿をじっと見つめているとそれに気づいたエルヴィンが
「…どうした?一口食べてみるか?」と聞いてきた。

「え!?いいんですか?」
衝動で言葉がでてしまった。
/ 103ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp