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鏡薔薇【文豪ストレイドッグス】

第7章 聖なる夜の恋人たちは。【聖夜企画】






中也は自らのモノを奏音の蜜口にあてがう。



『…もう、?』

息絶え絶えの中、奏音が問う。


「ダメ、か?
もう限界なんだが………」



『イイ、よッ……中也の、ちょう、だい、?』

頬を紅潮させて、奏音はそう呟いた。



プツンと中也の理性を繋ぎ止めていた糸が切れる音がする。




「手前………



はぁ…優しく出来ねェかもしれねェなァ……」




中也は自らのモノを奏音の蜜壷に押し入れ、ゆっくりと律動を始める。



『……ンァッ………ッッ……

ち、中也ッ…、?』



「……クッ……ッゥ……」


中也は奏音の問い掛けにも応じず、殆ど無言で貪る様に腰を震わせる。









「………どうした。」

ところが、突然中也は律動を辞め、奏音を見詰める。


「何で………泣いてンだ、?」




そう。奏音は泣いていたのだ。



「嫌だッたか?痛かッたか?」

不安の色を顕にして中也は尋ねる。



『ちがっ…違うの。



唯…一寸怖かったの………』

「…怖かった……あ…もしかして……」

中也はしまった、という顔をする。





「悪かった。言葉を掛けてやれなくて。」

『ううんっ…中也も必死だったから……
仕方ないとは思ったんだけど…矢ッ張り怖かったぁ……』



「否、余裕のねェ俺が悪い。

ンなに回数積んでねェのに…
怖がらせちまって悪かった。」

中也は奏音の頭を撫で乍云う。


泣き止んだ奏音の目は真っ赤に腫れていた。



『もう一回、する、よね、、?』

「…………」

予想だにしない発言に中也は固まる。

そして、我に返った奏音は顔を真紅に染める。



『あ、えっと……』


「イイ、のか?」

少し怯えて尋ねる中也。



『イイ、よ………優しく、してくれるなら。』





ありがとう。



その言葉と同時に蜜壷にモノを押し入れた。



『……ひアッッ……!』

急な刺激に奏音は身体を震わせる。



「大丈夫、か?……キツ、く、ねェか?」

中也は律動し乍声を掛ける。


『……うんっ…大丈夫、。』

今度は笑顔で応じる奏音。



暫くの間、二人は見詰め合い乍身体を交える。


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