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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第150章 ◇第百四十九話◇戦場の天使は剣を振るう【女型の巨人編】


ストヘス区の住人達の避難が終わって安心したのも束の間、少し前から、ストヘス区内に巨人が降ってくるようになった。
獣の巨人が、巨人を投げてよこし始めたようだ。
巨人化したエレンが鎧の巨人と格闘戦を交えている間、104期の新兵達と巨人化したユミル、憲兵は巨人の討伐をするしかなかった。
途中からアルミンの姿を見ていないことには、ジャンも気づいていた。
まさか食われたわけじゃー。
そんな不安もあったが、無事を確認する暇はなかった。
巨人まで投げてよこすようになったということは、外門を守るために戦っている調査兵団の精鋭達も苦戦しているということだ。
何といっても、獣の巨人が連れてきた巨人が大量すぎた。
あれをストヘス区の中に侵入させてしまったら人類は終わりだ。
だから、絶対に精鋭兵達がこちらに加勢することはない。
どうにか、自分達でー。
アニを憲兵団施設の地下から見つけたベルトルトを、鎧の巨人がアニごと口の中に放り込んでいる。
長く巨人化しすぎたせいで体力を消耗したエレンは、さっき、コニーがうなじから助け出したところだ。
比較的安全そうな建物の上に避難させてはいるが、もう動けそうにない。
鎧に覆われた身体を新兵や実戦経験の少ない憲兵達にはどうにもできない。
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