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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第150章 ◇第百四十九話◇戦場の天使は剣を振るう【女型の巨人編】


「もう着替えたんですか?早か…ッ、て、えーーッ!?
 兵団服に着替えなかったんですか!?」

自分の愛馬に乗り、馬車に並走していたアルミンが驚きの声を上げた。
その隣にテュランを見つける。

「ドレスの脱ぎ方わかんなかったの。
 式場出るまで時間かかったのに、ここで無駄にはできないし。
 ーよし、いいこ。さぁ、みんなのところに全速力で私を連れてってね。」

私を見つけてすぐにやって来たテュランに飛び乗る。
私とアルミンの馬が、同時にスピードを上げて全速力でストヘス区へと走り出す。

「戦況は?」
「ウォール・ローゼに再び巨人を出現させた獣の巨人がストヘス区外壁を岩で攻撃。 
 調査兵団の精鋭兵を含めほとんどの調査兵は、これ以上の巨人の侵入を防ぐため
 外門が突破されないように獣の巨人に応戦中。」
「その隙に鎧の巨人がアニを奪い返そうってことね。」
「はい!104期調査兵と憲兵でなんとか食い止めようとしましたが…。
 今、エレンが巨人化して頑張ってると思います。でも、それも時間の問題です…。」
「急ごう…!」
「はいっ!!」

王都からストヘス区はそこまで遠くない。だから、アルミンも私を呼びに行くという判断をしたのだろう。
それを、絶対に後悔はさせない。
だから、だからみんな、生きていてー。

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