• テキストサイズ

【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第168章 エピローグ


みんな、本当に楽しそうだ。
不意を突いて海水をかけようとしたゲルガーから、リヴァイがを守った。
でも、それがハンジ達の悪戯心を刺激してしまう。
ファーランとハンジ達が目を合わせ、ニタッと笑う。
マズいー。
リヴァイが思ったときには、逃げ道を絶たれていた。
ファーラン達は輪になってリヴァイとを囲み、全方向から海水をかけた。
まるで、ライスシャワーのように、リヴァイとの頭上に海水が降りかかる。
白いタキシードと白いウェディングドレスの新郎新婦が、頭から海水でびしょ濡れになってしまった。
とリヴァイが、驚き目を見開きお互いの顔を見る。
そしてー。
堪えられないとばかりに、笑いを吹き出すー。

「若いってのはいいもんじゃなぁ。」
「えぇ、本当ですね。
 長い付き合いですが、リヴァイが声を上げて笑うところなんて、初めて見ましたよ。」

砂浜から幸せを絵にしたような光景を眺めるピクシスとエルヴィンは、彼らに負けないくらいに嬉しそうに微笑んでいた。
リヴァイとの笑い声は、彼らの愛する友人達の笑い声は、その日、夜空を月が照らす頃になっても響き続けていた。


/ 1058ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp