• テキストサイズ

【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第21章 ◇第二十話◇誤解を解く【調査兵団入団編】


翌日、ハンジの分隊はいくつかの班を編成し、壁外任務に出ることになっていた。
来たる第57回壁外調査に向け、カラネス区周辺にいる巨人を今のうちに出来るだけ減らしておくのが今回の任務内容だ。
巨人との遭遇を出来るだけ回避する壁外調査とは反対に、主に巨人討伐が仕事になるため、参加するのは分隊の中の精鋭達のみになる。
壁の上から見下ろして数えるだけでも、それなりの巨人の数を確認できた。
今回、初めてこの任務に参加するのは、、それから―。

「ハンジ分隊長!!選んで頂いて本当に感激です!!」
「ありがとうございます!!」
「分隊長の役に立てるように、精一杯頑張ります!!」

ハンジを見て瞳をキラキラと輝かせている女兵士達。
彼女達は、ペトラから聞いたを特に敵視しているという調査兵だった。
彼女達の任務参加は今朝急遽決まった。いや、決めた。
不満が出るかとも思ったが、むしろ喜ばれて驚いている。
ペトラが言うには、猛烈なハンジ分隊長ファン、らしい。
その愛を少しでもに向けてくれると良いのだが―。

「私の役、じゃなくて、人類の役に立てるように頑張ってくれよ。」
「はい~♡」

瞳をハートにしている彼女達に、どれくらい伝わったかは分からない。
気づかれないようにため息を吐いたハンジは、の元へ向かった。
/ 1058ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp