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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第21章 ◇第二十話◇誤解を解く【調査兵団入団編】


(うそ…。なんで?なんで、リヴァイなの?)

兵団内で流れる良くない噂。想像していたよりも酷い状態だったそれを、ハンジが認識したのは今日だ。
でも、リヴァイはその前から、が悪い噂を立てられているどころか、文句を言われていることまで知っていたような様子だ。
むしろ、からリヴァイに相談をしたように聞こえた。
どうして、会う機会が一番多いはずの自分じゃないのか。
調査兵団に誘ったのは自分で、悪い噂のきっかけを作ったのも自分なのだから、相談するのはリヴァイではないはずだ。
それなのに、どうして―。
それから2人は、紅茶の話で盛り上がっていた。
主に、が新しく手に入れた紅茶の葉がどれほど美味しかったのかを褒め称えていて、それに対して時々リヴァイが何か言うくらいだったけれど、それでも、自分ととの距離よりも2人の距離は近い気がした。
ショックだった。
たぶん、寂しい―、そう思ったのだと思う。
気づくと、ハンジは静かにその場を離れていた。
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