第9章 捌ノ刻~百年来の友~
「それで…何か言うことはありませんか」
八番隊隊舎自室-
そこには下着姿の神崎懍と正座させられた雷切がいた。
『調子に乗りました。すみませんでした!』
何とも綺麗な土下座だ。見本にしたいくらい。
「他に何か言いたいことは」
『薄ピンクのブラとパンツ、かわいいよ!』
「反省してる? ねぇ、しっかり反省してる?」
『もちろん反省してますとも! 窓から差す月光に照らされてちょっとエッチだなんて思ってないよ!』
「反省って言葉の意味分かってる?」
その後しっかりとお説教をして斬魄刀に回帰させた。…まあ実際、ひとりでする機会でできずに溜まってたから、今回のこれで充分に発散できた。やり方は少々強引だけど結果的には良かった…のか? もうなんか感覚が麻痺ってきた気がするけどまあいいだろう。
あとはもう寝るだけだ。今日は鍛練もしたし、その…激しいオナニー(?)もやったし、身体も精神も疲れているハズ! しっかりと寝て休ませるべきだよ。うん。
そして寝巻きに着替えてから寝た。
翌日-
割とスッキリ目を醒ましたぞ。朝はそんなに得意でもないけど…よかった。
寝巻きから死覇装に着替え、今日も元気に頑張るぞ。
いざ足を動かそうとした時、「神崎さん!」と言う声が聞こえた。ドタドタと足音と大地を揺らしながら部屋に来たのは伊勢副隊長だった。
「どうしたの?」
伊「神崎さん…これを」
伊勢副隊長から渡された紙を見てみる。その内容に目を通す。
[中央四十六室より 行方不明及び重禍違反者一名発見]
その下に書かれていた者は朽木ルキアちゃんだった。
(…え? 重禍違反者?)
伊「総隊長から緊急招集がかけられています。神崎さんにも出席してほしいと…」
山「事態は火急である! 十三番隊所属 朽木ルキア。人間への死神能力の譲渡は重罪! 即刻朽木ルキアを捕え、尸魂界に連れ戻せ!」
何故このようなことになったのか。
「朽木隊長…本当に捕らえるのですか?」
白「…何も言うな」
恋「…これって死神の仕事じゃないっスよね」
白「…そうでもないさ」