第9章 捌ノ刻~百年来の友~
八番隊隊舎 自室-
私はあまり激しく動いていないが、今日の炎天下は動かずとも汗が流れていた。それはもう滝のようにね。
汗をシャワーで洗い流す。めちゃめちゃ汗かいた後のシャワーって気持ちいい。
ふと目線を下にうつす。そこにはもちろん胸がある。特に手入れとかしてないけど、色も形も良いと思っている。大きさも…まあ良いだろう。夜一さんとかが大きすぎるんだよ。あと松本副隊長とか。両手で胸を持ち上げてみる。うん…ちゃんとハリもある。若い若い。ね。あまり大きすぎても肩が凝るだけですからね。これくらいが丁度いいんじゃないですかね。
『私は懍のおっぱい好きだよ?』
「うわぁ!!」
突然後ろから胸を揉まれた。いや、揉みしだかれた。
「ちょ…ちょっと! 突然すぎてびっくりした…んッ」
私よりも少し小さい少女。黒髪黒瞳の雷切が現れた。意味もなく勝手に具象化するのが心臓に悪いところでもある。
『あはっ! かわいい!』
そう言う彼女の手つきは徐々にいやらしくなっていく。
「ッ…ねぇ! 触りたいだけなら胸じゃなくていいじゃん!」
『んー? でも弱いトコ責めたいじゃん』
彼女の小さい手では全てを包み込めない美しい双丘。その手が上下に、双丘の先端に触れるように厭らしく動く。
「んぁ// …ちょっと! わざとやってるでしょ!」
後ろを向けばニマニマとねっとりとした笑顔を浮かべる雷切。
「私そういう趣味ないんだけど!」
『うん。知ってる』
「んッ…はぁッ!?// 次ぃ乳首摘んだらいい加減怒…はぁんッ//」
『どう…気持ちいい? ん?』
(…腹立つ!)
『ねえ。シてないから溜まってない?』
「ハァ…ふぅ……」
『聞いてる?』
「聞いてます! 何で斬魄刀にそんなこと言われなきゃいけないんですか!」
『だって…懍。最近オナニーしてないじゃん』
「だから何で斬魄刀からそんなこと…」
『しないの?』
「こんな状況でできるか!」
『シャワーで流せるから大丈夫だよ』
「そういう問題じゃない!」
『ムラムラしないの?』
「ムラムラは…してる。主にキミが原因で」
『そっか。じゃ、しよっか』
「え…」
雷切が飛びかかって来た。