• テキストサイズ

BLEACH~The Thunder God~

第7章 陸ノ刻~荒んだ過去~


まさか…卍解の習得を見られていたのか!? 確かに、私の卍解は私自身の姿を変える特異な卍解。その姿は死神でもなければ虚でもない。そんなものが見られていたら、混乱するのも無理はないけど…。

そのような言動に少し混乱し、斬魄刀に手をかけようとしていたところで止まっていた。

『縛道の三十"嘴突三閃"!』

取り囲んでいた男のひとりが、鬼道を放った。咄嗟のことに対応できず、嘴突三閃に捕まってしまう。

「なっ! 何をするッ!?」

呆気なく捕らえられ、彼らは私の腰に提げていた《雷切》を奪い、遠くへと投げやった。今の私は、斬魄刀の力に依存していて個人での抵抗は難しかった。それに加えて、三十番台の鬼道でも相当な威力だということが分かり、鬼道に長けた者だということも理解できた。という冷静な分析を行っているが、内心相当焦っているし、ビビっている。…今まで間接的に蔑まされてきたことはあるものの、こうやって直接危害を加えようとするヤツらは初めてだからだ。

地に這いつくばり、仰向けに寝転がされているようになっている私は、ただコイツらを睨むことしかできなかった。

『なんだよ…その目。…気に食わねぇ』

『本来は気色悪い姿なのに…そうやって変化しながら生活してんのかよ…』

『それで学院トップの実力だ? うぜぇんだよ』

『…その赤い瞳。俺たちで濁らせてやるよ…』

半分狂気じみた彼らがとる行動は予測できた。その予測が外れていれば…と、どこかで思っていた。男が強引に女を捕らえ、心に傷を負わせる中で最悪な手段。



その男たちの手が、学院装の中に潜り込む。執拗的に柔らかな膨らみと敏感な突起部分に厭らしく触れてくる。さらに、その内のひとりは袴の中に手を潜らせ、舐めるように太腿を撫で回した。

「ん…ふぁぁっ//」

甘く蕩けた声が星空の中に響く。その声を引き金に気を良くしたのか、男たちは徐々に学院装を脱がし始めた。次第にその肌が満月の下に晒される。頬が上気し、透き通る雪のような白い肌に汗ばんだ透明な液体が光る。

膨らんだ双丘は確かに彼女が成熟した女性であることを示している。晒された白い肌と、綺麗な桜色をした膨らみは、男たちの情欲を掻き立てるには充分だった。
/ 89ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp