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ときめきメモリアルGS3 短編

第8章 彼女が大事すぎて


「あ、の…琉夏ちゃん…?」


「明日はビーチ行こか」


琉夏は枕に俯せに横になると、ぼふっと琉夏の隣にある枕を叩いた。


「ほら、早くこっちおいで、手出して』


『手を出して』は琉夏が本当に眠りにつこうとする合図だ。


告白を受けてから琉夏と共に一つのベッドで寝る時は、琉夏は必ず手を繋いで眠りについている。


それは肌を重ねずとも、掌からでも十分お互いの温度を伝え合える。


そう思っているかの様な。


「琉夏ちゃん…」


こんなにも大事にされてる、そうわかっていても強張る身体。


段階を経て次へと進まなきゃいけない心が、琉夏の優しさに胸が締め付けられ、無理して飛び越えようと焦る。


「あの、ね、琉夏ちゃん…っ』


「ん?どうした?」


「私、その…大丈夫だよ」


「?。何が?」


横になる琉夏の側まで近付き、ちょこんと座る。


『?』と見上げる琉夏に、意を決して一世一代の台詞を口にした。


「私…もう心の準備…出来てるから…っ」
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